<前回の記事>
- 山口(37節・アウェイいわき戦、0-0)
- 大宮(35節・ホーム秋田戦、5-0)
<山口スタメン> ※()内は前節のスタメン
- 前節から引き続き降格リーチ。J2残留の条件は、勝利が最低条件。そのうえで17位・熊本が敗戦and18位・富山が引き分け以下とならなければならない。(得失点差では有利なため勝ち点で並べば良い)
- オリジナルフォーメーションは3-3-2-2(3-1-4-2)で、DAZN・yahooスポーツナビともにそれ従っていたが、ピッチ上では輪笠祐士がスタメンの影響かむしろドイスボランチに見えたため、3-4-2-1とする。

<大宮スタメン>
- PO出場の条件は、勝利で問答無用で確定。引き分けの場合も、7位・磐田が15点差で勝利しなければOK。敗戦の場合は6位・仙台と磐田がともに勝利で7位転落となる。
- 前節出場停止の市原吏音がスタメンに復帰。
- 35節で負傷交代した茂木力也の詳細が発表されるも、治癒期間は未発表。

長崎の試合も壮絶ながら、こちらも懸かったもの同士の対決。
それが好試合を織り成す要因と成り得ましたが、方や残留争いとあり同時に悲壮感も醸し出していたでしょうか。
実質引き分けOKという大宮の立場とは違い、最低でも勝利と厳しい条件の山口。
「勝って下さい」と声を掛けられ、実際簡単に勝利を上げられればどれだけ良いか……なんてひねくれた考えも浮かびますが、そうした事は言っていられず。
何時までも熊本の足踏みに頼っていられない……という綺麗事も、その熊本の敗戦も最低条件となるため通用せずと、まさに瀬戸際の状態に相応しくあり。
そんな土俵際での生き様を表す一日となりました。
試合の方は、いきなり思わず悲鳴を上げてしまうシーンから入ってしまう事に。
早々の前半1分に、右スローイン→オリオラ・サンデーフリックでアタッキングサードを脅かす大宮。
松田佳大のクリアを豊川雄太が詰めて阻止すると、ブロックされたボールがエリア内へこぼれた所を自ら拾いにいく豊川。
間一髪GKニック・マルスマンが前に出て抑えた所で、両者交錯する事態に陥り、豊川がマルスマンに覆いかぶさるようになってしまい倒れ込む両名。
危ぶまれたものの、幸い大事には至らず継続となりました。
お互いロングボールの送り合いといった定番の立ち上がりで、その中でラインアウトとなれば、ロングスローという矛を持っている山口の方が絵的に優勢に。
そうしたセットプレーで押し込むなか、豊川を再度アクシデントが襲います。
それは5分の山口の右ワイドからのフリーキックで、キッカー山本桜のクロスが低く入った所を、ニアでクリアした豊川。
しかしボールの勢いに押され前に掻き出せず、それどころか脚を痛めてしまいます。
それが尾を引き、7分に大宮の攻撃が途切れた所で倒れ込んでしまい、治療を経てピッチ外へ。
何とか復帰しピッチへ戻った豊川ですが、パスの出し入れにかかわった所で再度倒れ込んでしまう(8分)に至り。
今後も戦い(プレーオフ)が続く事が濃厚ななか、担架で運ばれた末に無念の負傷交代を強いられてしまいました。(谷内田哲平と交代)
早々に代償を支払ってしまった大宮ですが、展開的には平常運転。
長いボールを裏へ送る事を第一とし、ポゼッションはその隙を生み出すためという「疑似カウンター」にも似た割り切りで、心境的にも前掛かりとなる事必至な山口を困らせる立ち回り。
10分には市原のロングパス一本でエリア内を突き、サンデーが走り込む(クリアされる)という効率の良い攻めから、スローイン→コーナーキックと攻め立てます。
その右CKで、右ポケットへのショートコーナーと変化を付けた末に上がった谷内田のクロスが、村上陽介が合わせきれなかった所をサンデーが逆向きでヘディングシュート。
これが枠を襲い、小澤亮太がゴール前でブロックと際どいフィニッシュシーンを生み出し。
何とか先にスコアを動かしたい山口は、大宮がロングボールを送る前段階で規制を掛ける前線守備を選択。
大宮の最終ラインは、左のイヨハ理ヘンリーが残っての3バック化という体制を取るため、それに合わせるべく従来から布陣をマイナーチェンジ。
スタメン復帰した輪笠は右シャドーという位置付けでしたが、当初の分析からか大宮の立ち回りを見てか、彼をボランチとした3-4-2-1に。
そして1トップ・2シャドーで大宮の3枚に合わせる、5-2-3でのプレスで対抗姿勢を見せるに至りました。
しかし対策はしても、狙い通りにいくとは限らないのがサッカー。
18分の大宮は自陣深めからの左スローインで、小島幹敏が谷内田とのワンツーで運んだのち、受けた津久井匠海がサイドチェンジ。
これがマイナス方向(から若干前へカーブが掛かる)となり、最終ラインの村上が受けると持ち運びを選び、寄せて来た山本桜大を剥がす事に成功。
そして得たスペースで好機が作られ、彼から受けたカプリーニが溜めを経てエリア内へスルーパス、走り込んだのは関口凱心。
足下に付けるとその勢いのまま奥からシュートを放ち、左サイドネットに突き刺す事に成功します。
アバウトな攻めから一転、自陣からの主体的な崩しを炸裂させて先制した大宮。
一方山口はマークを合わせた所で剥がされる結果となり、早くもビハインドを背負う事に。
これにより、山口もある程度ボール保持の事を考えなければならず。
対する大宮の前線守備は、トップ下も加わる3枚が最前線という対応。
しかし2トップの片割れがアンカー田邉光平を切る立ち位置を取るため、どうしても数的不利になるのは避けられず。
そして山口は3バックが広く距離を取り、松田・磯谷駿がワイドを意識させるのでそこに釣り出されるインサイドハーフ。
これにより空いた所で前進余地が生まれるという、大宮にとっては特異なフォーメーション(ダイヤモンド型)の報いを受ける格好となっていたでしょうか。
しかし実際は、ウイングバックが出口役となる(ないしはネガトラ時を踏まえて)ためかそこまで高い位置を取らない山口。
そして大宮サイドバックに前進を封じられ、戻し→ロングパスという手法が圧倒的であり、前進の導線を作り上げるには至りません。
ロングボールを送り、拾われた先で奪い返すという「ストーミング」的な立ち回りで脅威を与えるには与えましたが、決定的なシーンには結び付かず。
その結果大宮に数多ボールを与える事となり、高まる更なる失点の危険性。
27分に敵陣中央でキープするカプリーニを山本桜が倒してしまい反則、これで距離はあるものの直接FKに。
強烈なキックを持つアルトゥール・シルバがこれを直接狙いますが、壁を直撃と実らず。
防いだのも束の間、28分にも右サイドでキープするカプリーニに対しまたも(岡庭愁人)反則を犯してしまい。
ここからはクロスを直接GKマルスマンが抑えて防ぐも、個の力に振り回される流れに持ち込まれては、一体感が取り柄のチームは苦しく。
それでも戦い方を無理に変えるのは破綻への道しか無く、我慢を続けてチャンスを窺う山口。
その切欠は34分だったでしょうか、長らく敵陣で繋ぐ大宮の攻撃、左奥へ持ち込んだ津久井からボール奪取で切り。
すると狭い局面でのパス交換でゲーゲンプレスをいなしての、奥山洋平のロングパスにより持ち込んだカウンター。
受けた有田稜がエリア内右へ持ち運び、そして入れられた低いクロスにファーで脚から跳び込んだ山本桜でしたが、惜しくも合わずに終わり。
しかしこれまで守備に奔走ならびに崩されていた山本桜、この一手が力を開放する事に繋がった感があり。
時間経過により、大宮もミドルゾーンで構えるようになった事でボールを持てるようになり。
しかし崩しきれず、ポゼッションスタイルに従うような、戻して作り直しの選択も多くなる山口サイド。
今度は攻撃で我慢、といった絵図でしたがそれが結び付いたのが42分。
左からの展開で磯谷の縦パスを降りて受けた有田、さらにスルーパスを送り、走り込んだ奥山の前で遮断に遭うもこぼれ球を拾い直して奥で溜めを作り。
そしてバックパスを受けた山本桜、ハーフレーンからのカットインを経て果敢にミドルシュートを放つと、ゴール右へと突き刺さります。
彼の攻撃性をとうとうスコアに結び付け、同点に追い付きました。
リードを失ったものの、それだけでは全く怯まないのが今季の大宮。
44分再三のクロス攻勢に持ち込んだ末に、左からのイヨハのクロスを大外でカプリーニがボレーシュート(岡庭がブロック)と跳梁する個の力。
突入したアディショナルタイム、山口のロングボールを小島が回収すると、掛けられたゲーゲンプレスも回避して好機に持ち込み。
左奥へのスルーパスを受けたサンデー、キープから反転してのカットインで急襲を果たすと、そのまま角度の無い所からシュート。
GKマルスマンがセーブした跳ね返りを、再度自ら撃ちましたがミートは出来ずマルスマンに抑えられ。
外国籍の選手がパワーを発揮する、嫌なプレッシャーを受け続けた山口でしたが、こちらも最後に助っ人のマルスマンが控えるといった絵図になりました。
結局これが最後のフィニッシュとなり、1-1で前半終了に。
一進一退という展開には持ち込めたものの、当然ながらそれだけでは駄目という山口。
このハーフタイムで早くも2枚替え、岡庭・奥山→西堂久俊・古川大悟に交代と、大きく動かしてきた中山元気監督。
そして運命の残り45分という、後半戦が幕を開け。
ベンチの意気込みに応えるように、早々の後半1分に好機を生み出す山口、それもこぼれ球の争いを経て田邉の裏へのロングパスでトランジション際を突く攻め。
走り込んだ有田がエリア内右からマイナスのクロス、大外へ流れた所を西堂が受けるもこぼされ、さらに拾った山本桜がエリア内左奥へ持ち込むという二重三重にもボックス内を襲う攻撃。
フィニッシュには持ち込めずも、圧力勝負で優勢に立つ一手となったでしょうか。
一気呵成に勝ち越しを狙う山口。
その最中に空中戦で村上を倒した古川が警告を受ける(3分)という、圧力が空回りする絵図も生まれましたがお構いなしに攻め込み。
4分に押し込んだ状態での左スローイン、サイド奥に投げられたボールを有田が1タッチでエリア内へ送り、受けた山本桜が奥へ切り込みマイナスのクロス。
これを輪笠が合わせシュートするも市原のブロックでCKへ、そのCKからも最後は西堂がバイシクルでシュートを狙い、村上をチャージしてしまうという一幕が。
度々ボックス内を脅かし、その後は粗削りながらもどん欲にゴールを狙う、いかにも背水の陣といった状態を示し。
そして報われる時が訪れたのが9分、ここも圧力勝負という一言でロングパスを古川→有田の連続ヘッドで繋いだ末に西堂が左奥からクロスに持ち込み。
ここから折り返し→クリアを経て再度小澤の折り返し→輪笠落としと、ひたすらボックス内で繋いだ末に、小澤のボレーシュートが炸裂します。
ゴールネットを揺らし、どんなに泥臭くても……といったボックス内での攻防の末のゴールで待望のリードを奪いました。
その後も勢いを継続させる山口、その最もたる山本桜が(有田のスルーパスを経て)エリア内左奥へ切り込んだのが11分、そのまま入れられたグラウンダーのクロス。
ファーに西堂が走り込む手前で遮断されるも左CKで継続し、入れられたクロスをニアでフリック→ファーで磯谷?ヘディングシュート(枠外)とフィニッシュで終わらせ。
大宮は再三の山口の攻めに対し、こちらも元来の圧力で迎え撃つ体勢を取ったのが却って拙く。
無謀なプレスの裏を突かれる事で、前述のような危機を招くとあってはいったん落ち着きたい所であり。
すると13分、最後方でポゼッションに入るというその通りの立ち回りから、左サイドで間を取ってレイオフした小島から前進に入り。
シルバ→谷内田へのパスは繋がらずも、クリアボールを市原がダイレクトに前線に送り返すと、最後はサンデーレイオフ→カプリーニミドルシュート。
実にあっさりと、かつ強烈に放たれたシュートが、GKマルスマンを棒立ちにした末にゴール左へと突き刺さります。
希望を全てひっくり返すパワーと個人技、といった同点弾が齎され。
どちらに転ぶか判らない、読めない展開と化すピッチ上。
山口は前半と比べ、輪笠が本来の右シャドーのように振舞うシーンが増え、5-3-2と5-2-3の使い分け(守備時)といった絵図に。
そのためシステムの噛み合わせを選んだ前半から、前線の圧を増す(時には5-1-4とも取れるぐらい)事でボール奪取を目指す道を選んだが感があり。
大宮ベンチが交代を準備している中、それが発揮されたのが21分で、敵陣左サイドで山本桜が小島から強引にボール奪取。
そして山本桜→古川→輪笠と最短距離で中央を進み、輪笠がミドルシュートを放ちましたがGK加藤有輝のセーブに阻まれ。
これで右CKとなるも、大宮はセットプレー守備という状況でしたが交代を選び、サンデー→杉本健勇。
水戸戦(36節、2-0)の立役者という称号を得た杉本ですが、それが発揮される前にカタを付けたい山口は、このCKでの二次攻撃。
右ワイドで持った山本桜はクロスを選ばずエリア内右の小澤へと付け、カットインで関口を剥がした末にシュートを狙った小澤でしたが枠を捉えられず。
すると次第にペースを反転させていく大宮、その最中に山口ベンチも動き有田→河野孝汰。(25分)
その直後に大宮は、浮き球を収めたカプリーニがそのままリフティングを経ての繋ぎと技を見せ、パスワークで右奥まで運び溜めを作るシルバ。
この状況から、間でパスを受けた関口が西堂を剥がして入れた低いクロス、これを中央で収めた杉本がフリーという決定機に。
しかし放たれたシュートはGKマルスマンが至近距離でセーブし、拾った津久井のシュートがマルスマンの右を抜くも、田邉のブロックに阻まれ決められません。
お互い相手の交代直後にゴールを脅かすという、やはり読み辛い流れだったでしょうか。
それに従うように、30分に山口がさらに輪笠→野寄和哉へと交代。
輪笠が退き、ハッキリと田邉アンカーの3-3-2-2とする、そう認識する暇も無く直後の31分。
大宮はカプリーニのボールキープでゲーゲンプレスをいなし、左→中央→右とサイドを移しながらの前進の末に関口がエリア内右からグラウンダーでクロス。
これを中央でカプリーニがレイオフ、そして津久井のシュートと完璧な流れでしたが、1トラップからのシュートを選択した津久井は右足アウトと難しいキックとなった結果ゴール左へ外してしまいます。
すると直後の32分、河野の敵陣でのボール奪取で今度は山口が好機。
ここも山本桜がドリブルに入ると、自ら切り込まずスルーパスで野寄を走らせる事でポケットを取る選択、これが奏功し野寄のクロスがファーサイドへ。
そして河野がダイビングヘッドの形でシュートしますが、GK加藤のセーブに遭いこちらも決められません。
お互い決定機が交錯する白熱の展開に、時間も進んだ事で勢い勝負の雰囲気はさらに高まり。
32分に再びサイド奥を突いた山口ですが、西堂が走り込んで奥から上げたクロスは、蹴る前にラインを割っていたという事で無効に。
しかしこの際無理をしたか脚を痛めてしまい倒れ込む西堂と、こちらも無効にしてほしいと言いたくなる絵図が発生してしまいます。
開始早々の豊川と同様、一旦ピッチ外→復帰となった西堂ですが再度倒れ込んでしまい続行不可能に。
無念のインアウトという絵図で、三沢直人が投入されカードを使いきります。
この交代により、西堂の所には小澤が回り、田邉が右WBと補填を図った山口。
しかしそうした戦術よりも圧力が大事といわんばかりに、直後の36分にGKマルスマンロングフィード→古川フリック→河野と直線的に好機に持ち込み。
そのままエリア内右に持ち込みカットインの末にシュートした河野、村上がブロックで防ぐもさらに追撃を見せ、左ワイドにこぼれたボールを小澤が折り返し。
これをヘディングシュートで仕留めたのは山本桜で、ゴールネットを揺らす事に成功します。
乱戦にケリを付け、かつ残留を果たすべくの3点目が齎されました。
しかしこの際、決めると同時に足を攣らせて倒れ込む山本桜。
既に交代カードは残っていないため、彼を最前線に上げ、残りの選手でカバーする他無い山口サイド。
他方、大宮もキックオフ前に動き、谷内田とカプリーニに代え藤井一志とファビアン・ゴンザレスを投入。
これにより3-4-2-1へシフト(3バックは攻撃時の可変の通り村上・市原・イヨハ)したようで、ゴンザレス1トップ・杉本と藤井の2シャドーに。
この布陣が最終局面となるのは明らかでしたが、山口は尚もアクシデントが続きます。
41分に最終ラインの松田も足を攣らせてしまい、開始時から戦い・走り続けた影響が露骨に表れ。
それでもこれ以上布陣を弄るわけにもいかず。
大宮が杉本・ゴンザレス狙いのロングボールを増やしていきますが、却って効果的な攻撃は繰り出せない状態に。
それどころか、ゴンザレス投入の影響で増えるぶつかり合いにより、野寄が負傷・出血するなどブツ切りの流れにより攻勢を作る事すらままなりません。
その隙を突かんと、尚も前への意識を保ち追加点を狙う山口ですが、それが強制的に布陣を動かさなければならない事態を招いてしまいます。
ATに突入して3分が過ぎた頃、津久井のトラップ際を小澤が突いてのボール奪取により、さらにエリア内へと切り込む山口の攻め。
そのまま左奥へと流れたものの戻し→三沢のクロスを選択し、野寄のシュートがブロックされると乱戦となり、野寄の落としをシュートにいった河野が市原に引っ張られて倒され。
反則かと思われたその刹那、こぼれたボールを詰めにいった古川が、いち早くそれを抑えたGK加藤をチャージしてしまう事態が生まれてしまいます。
今度は笛が鳴り、古川の反則ならびに警告という判定となり、2枚目により退場処分を強いられてしまった古川。
PK獲得どころか数的不利となってしまい、暗雲漂うといった山口サイド。
それでももうやる事は不変な山口。
5-3-1として専守の体制に入り、虎の子の1点リードを守りきる事に努めます。
大宮も安全圏に入るには勝ち点が欲しく、現状では磐田がリードしている状況故に尚更であり必死に攻め上がり。
ひたすら前線にロングボールを入れるというありがちな手法ながら、10人かつ疲弊しきった山口からすればそれだけでも立派に脅威と成り得。
そしてそのロングボールの跳ね返りをシルバがミドルシュートに持ち込むと、エリア内右で藤井がコースを変えて枠内へ向かうボール。
絶体絶命の危機でしたが、ライン寸前で小澤がブロックして防ぎ、辛うじてリードを保ちます。
そして凌ぎきり、3-2で無事勝利を果たした山口。
最低条件を果たして、後は他会場の結果……という所でしたが、奇跡はそう起きるものでは無く。
17位の熊本が引き分けで終わり、勝ち点1を積み上げた事で追い付けずに終わりました。
その結果降格圏から脱出できず、無念のJ3降格が決定。
彼らを包む思いはやりきったから仕方ないという念か、あるいはもっと前に1勝でも出来ていれば……という後悔か。
しかしその熊本も……といった事は、該当の試合で述べる事にしましょう。
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ともかく、J3からの出直しが決定した山口。
スピード昇格を果たす過程で1年でJ3を通過という経験はあれど、その際から大幅に変貌を遂げた、そのリーグの場での戦いは如何に。
反対に敗れたものの、仙台も敗れたため他力ながら6位でPO出場が決定した大宮。
最後方からの巻き返しという立場となったPOですが、J3からの昇格組である以上、それに相応しい絵面を生み出すには格好のものともいえるでしょうか。
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